もしもバイクに出会えていなかったら

40過ぎてバイクに乗りたくなったので、ブログに日記を残します。生き辛さを感じている、コミュ障人間です。

普通二輪教習 最終回 卒業検定に合格した話

失意の不合格から1週間後、もう一度卒業検定を受け直すことになりました。本当は間を空けずに再受験したかったのですが、社畜サラリーマンなので週末の休日まで待ちました。

 

1月の下旬のその日、冬型の気圧配置が強まって風が強い寒い日でした。待合室の窓から見える教習所に掲げられている旗が風の影響で横に伸びて激しく揺れています。うわぁ・・・と思っていたら粉雪混じりの強い横風になってきました。この強風の中で無事に一本橋が渡れるだるか・・・。

 

前回と同じく卒業検定前の説明が有りました。検定員の方から今日は風が強いので、とにかく一本橋は渡りっきってくれと言われました。それ以上は言わないけど察してくれよ、とのことです。

ボクも前回の検定を見学していて思ったのが、案外合格基準は緩いんだなということです。技能教習では一本橋スラロームのタイムを教官から注意されることが多かったのですが、実際の卒業検定ではみんなそこまでタイムを意識していない感じでした。とにかく一発で失格になるようなこと(一本橋の落下、スラロームパイロンの接触、コースアウト等)をしない限り、完走さえしちゃえば合格をくれるような印象でした。

 

2回目の卒業検定は、とにかく失格になるようなことにだけ注意して無事に完走をすることを目標に走りました。途中クランクでフラついて足を着いたり、坂道発進で一度エンストをしてしまったのですが、慌てず落ち着いて最後まで走りきりました。

 

終わって検定員の方から「今の技量で大型の教習を受けちゃダメだよ」って言われました。ボクが大型の免許に興味があるのを見抜いていたのか、誰にでもそういう言葉をいうのかわかりません。だけど、胸の内を見透かされた感じがしてドキッとしました。

他に「低速走行時にフラフラしているから、公道で走る時は気を付けなさいよ。」「色々と言ったけど、見極めでOKを貰っている訳だから普段は出来ていたんだと思う。お疲れ様。」という感じのことを言われました。

検定員の方は最初は冷たい印象だったけど、話すと良い人でした。卒業検定の講評を話してくれる中で直接合格だとは言われなかったのですが、その人の表情や言葉で自分が合格したのを直感的に悟りました。

 

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卒業検定後、合格者が集められて免許書き換えの手続きに関する説明が有りました。必要な書類を受け取って、申し込みに必要な収入証紙もその場で購入しました。卒業証明書の有効期限は1年間なので、それまでに免許の手続きをするようにとのことです。

その場で解散になり、ボクは三ヶ月通った教習所を後にしたのでした。

 

これでボクの普通二輪の教習日記はひとまずお終いになります。自動車学校に通ったのは車の普通免許を19歳の頃に取りに行って以来なので20年以上ぶりのことです。自動車免許を取ったのは学生の夏休みの頃だったので、それに比べると仕事しながら休日に通った今回のが大変でしたね。仕事や教習所から帰ってくると、疲れ切って家でグッタリしていることが多かったです。

 

それでも、普通二輪の教習はとにかく楽しかったです。毎回、技能教習でバイクに乗るのが待ち遠しくて仕方なかったですね。バイクで走ったり曲がったりするのが単純に気持ちよかった。

教習が終わりに近づいてきた頃、もうすぐ終わってしまうのかという寂しさを感じたくらいです。

 

もしこれを読んでこれから二輪の免許を取得してみたいと考えている方がいたら、ぜひ取得しましょうとお勧めします。きっと新しい世界がひらけますよ。