もしもバイクに出会えていなかったら

40過ぎてバイクに乗りたくなったので、ブログに日記を残します。生き辛さを感じている、コミュ障人間です。

普通二輪教習その10 卒業検定に落ちた話

教習を受けはじめてから約2ヶ月半、いよいよ卒業検定を受ける時がやってきました!

早く免許が取りたかったので、待ちに待った感じです。ここまで補習を受けることなくスムーズに教習が進んできたので、正直いつも通りやれば楽勝だろうという楽観的な気分になっていました。卒業検定で合格したら、ちょっと豪華にスシローでも行っちゃおうか・・・なんて軽い気持ちで家を出たのでした。

 

前回の第2段階の見極めでOKをもらった翌日、集合時間より少し早めに教習所に行きました。受付をしてもらって、視力検査をしてもらいます。確か両目で0.7以上、片目で0.3以上の視力が必要条件です。

ボクは右目の視力がやや悪いのですが、なんとか視力検査は合格しました。学生の頃は両目が2.0あったのに、視力の低下が悲しいですね。スマホを使うようになってから、かなり視力が低下したなぁと感じます。だからと言ってスマホの無い生活に、もう戻れません。何か視力を回復する方法は無いだろうか・・・。

 

卒業検定はいつもと違って、2階のロビーのような場所で集合です。思ったよりも人は多くて、この日は15人受験者がいました。老若男女いろんな人がいます。大型とか小型の人もいるようでした。時間がくるとスーツ姿の人が現れ、近くの教室に案内されました。そこで卒業検定の説明と免許証と教習手帳の提出、ゼッケンの配布がありました。

 

技能教習の時はライダージャケットを着た教官が対応してくれますが、卒業検定の時は見慣れた教官の方とは違う初めて会ったスーツ姿の人たちです。検定なので情が入らないように、普段技能教習を教えている教官とは別の人が卒業検定の検定員を務めるようでした 。コースの説明があって、技能教習で何度も走った応用コース2でした。一つけだ違うのが最初の外周1周が省かれていることです。卒業検定の走行をする前に一周だけウォーミングアップの周回をしてもいいとのことでした。ただし、そのウォーミングアップのバイクにまたがる瞬間から検定は始まっているよ、とのこと。

教習の期間が空きがちで、いつも勘を取り戻すところから始まる自分にはウォーミングアップ一周で即本番なのが少し不安です。

 

15人が3組に別れて、3人づつ並行して検定は行われました。自分はゼッケン15で3組目の最後です。前の人の検定を見学していると、大型の卒検を受ける方から話しかけられました。緊張している自分と違って、笑顔でリラックスしている感じです。その方は普通二輪の免許所持者で、普段バイクを乗っているそうです。そりゃ余裕だろうなぁ・・・。その人は、一本橋が落ちないか不安だと言っていました。(^_^;) 自分も一番心配だったのは一本橋で落ちて、一発検定不合格になることです。みんな同じなんだなぁ。

 

さて、自分の順番がやってきました。ウォーミングアップの一周を終えて、発着所で検定員の方からスタートの合図が出たらスタートです。走る前は緊張したけど、走り出したら「もうどうにでもなれ!」って感じです。交差点を過ぎてS字を通過して、クランクに入りました。途中までは良かったのですが、途中でバランスが崩れてオットットとなり、アクセルを不意に吹かしてしまってコース出口ではみ出してしまいました。内心「あぁ!やっちまった!」と思いましたが、平静を装って、とにかく最後まで走りきりました。検定員の人が今のを見ていなかったらいいんだけど・・・。心配だった一本橋スラロームも無事にクリアできたのに、大丈夫だろうと安心しきっていたクランクで痛恨の失敗をしてしまいました。

 

発着所でバイクから降りると、検定員の方から呼ばれます。最初に言われたのが、「クランクで脱輪があったので失格です」でした。ガーン・・・。でも自分が悪いのでしょうがないです。

 

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待合室に戻って待っていると、呼び出しの放送が有り名前を呼ばれました。名前を呼ばれた人は検定不合格で別の場所で補習の手続きの案内をされます。ボクはその日に補習を受けて、来週また卒業検定を受けることにしたのでした。

 

家を出る時は、卒業検定が終わったら何か美味い物でも食べに行こう、などと軽い気持ちでいたのに、不合格になった後は思った以上に気持ちが凹みました。あぁ、なんでもっと気合いを入れて卒業検定に臨まなかったんだろう・・・。なんでクランクでもっと慎重に走らなかったんだろう・・・。色んな後悔が頭の中をグルグルと回っていたのでした。