もしもバイクに出会えていなかったら

40過ぎてバイクに乗りたくなったので、ブログに日記を残します。生き辛さを感じている、コミュ障人間です。

教習所に入校した話

二輪の普通免許を取ろう!

思い立ったが吉日、早速ネットで近くの教習所を探しました。

家から自転車で10分程度の所に教習所があったので休日に行ってみると、なんと二輪の生徒は今は受け付けていないとのこと。仕方ないので、ネットで見た2番目に近い教習所に行ってきました。入校するのに本籍地を調べてくるようにと書いてあります。

僕は地元から離れて20年以上経ちます。正直、自分の本籍地が実家にあるのか今住んでいるところにあるのか記憶が定かではありません。

平日は仕事でそう簡単に休むわけにも行きません。ちなみに自分が住んでいる名古屋市ではコンビニでの住民票の発行サービスにも対応していません。土曜日でも住民票を発行してくれる場所をネットで探し当て(地下鉄の栄駅に有ります)、そこまで行って住民票を取ってきました。

 

これで準備はOK!

予約もせずに早速教習所に行きました。日曜日の午後に行ったら自分より先に入校の手続きをしている男性が一人いました。受付の男性教官らしき人に入校したいと伝えたら、前の人が手続きが終わるまで一時間ほど待ってくれとのこと。ロビーの休憩スペースには教習を待っているらしい生徒さんが座っていました。みんなプロテクターとゼッケンを付けています。自動車の教習しか知らなかったので、その姿が新鮮でした。

バイクの教習ってこんな格好をするのか!

 

置いてあったバイク雑誌をパラパラとめくって待っていると、さっきの男性教官が一緒に来てくれと言うので付いていくと、そこには青いCB400SFが止まっていました。

教官に跨ってみてくれと言われて、「はい」と跨りました。

ちなみに、原付を除くと人生で初めてバイクに跨った瞬間です。跨ってみると「あっ!思ったよりシートが低い!」と最初に感じました。ちなみに自分は身長165cmで男では小柄な方です。両足を付いてもかかとが少し浮くくらいです。

足つきが大丈夫かと聞かれ「大丈夫」と答えると、左右にユラユラ揺らしてみてくれと言うのでユラユラ揺らしてみました。次にバイクを倒してみてくれとその教官に言われました。

 

えっ!?バイクを倒す?

 

バイクを倒そうとすると重くて恐怖しかありません。少しづつ倒していくと教官がエンジンガードを持ってくれて、ゆっくり倒してくれたましたが、自分は足で支えきれずに地面に転がるようにコケました。

今度はそのコケたバイクを起こすように指示されました。バイクに乗る方はみんなご存知でしょうが、CB400SFは約200kgあります。持つ場所を教えてもらってフンと踏ん張ると想像していた以上の重さになかなか持ち上がりません。足を後ろに伸ばして持ち上げると言うより、相撲で相手を押すような勢いで力を入れてなんとかバイクを起こせました。

小型の免許にすることもできるよと聞かれましたが、いや普通の免許で良いと答えました。

 

その後は事務のお姉さんに視力検査と事務手続きをしてもらって、入学金の支払いを済ませました。冬のボーナスが入る前月だったのでクレジットカードで一括払いです。

ネットでの教習の予約の取り方を教えてもらって、最初の適性検査の日時を教習手帳に書いてもらって、その日は終わりでした。

 

バイクに触れた最初の感想は重いし、体が剥き出しで乗るので怖いなぁと正直思いました。夕暮れの中、駅へと歩く道でプロテクターを付けて順番を待っている生徒さんの姿がチラリと頭をよぎります。

 

やっぱり教習でコケたりするのだろうか?あの重たいバイクでコケたらどうなるんだろう?果たして自分にバイクを乗りこなすことが出来るのだろうか?最初の期待とは裏腹にちょっぴり不安になった初日でした。